2012年06月26日

マル激!メールマガジン


概要:
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紹介文:
ジャーナリストの神保哲生と社会学者の宮台真司が、
毎週の主要なニュースや争点を、当事者や専門家とともに
独自のアングルから徹底的に掘り下げる

『マル激トーク・オン・ディマンド』の活字版です。

世界がどう変わろうとしてるのか、
日本で何が起きているのかを深く知りたい方には、必読です。

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創刊日 2009/12/03
配信 月刊 4回
月額 525円(税込)
ジャンル ニュース・情報
メルマガID 000453
発行者名 ビデオニュース・ドットコム
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マル激!メールマガジン 2009年8月26日号
(発行者:ビデオニュース・ドットコム http://www.videonews.com/
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マル激トーク・オン・ディマンド 第437回(2009年08月22日放送)
権力が移動する時首相官邸で起きていること
ゲスト:武村正義氏(元内閣官房長官・蔵相
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8月30日は日本にとって歴史的な一日になるかもしれない。総選挙の公示後、大手新聞社
の情勢分析では、民主党が過半数を大きく超え、300議席をもうかがう勢いと報じられて
いる。16年ぶりの、そして本来の意味では恐らく戦後初となる政権交代が、現実のものと
なりつつある。しかし、政権を担った経験のない民主党政権は、日本を恙なく運営してい
くことができるのだろうか。また、民主党の掲げる政治主導で、本当に政府は回っていく
のだろうか。細川連立政権を官房長官として支え、権力の甘さと怖さを嫌というほど知る
元さきがけ代表の武村正義氏をゲストに迎え、細川政権の成功と失敗から、権力を手に入
れるとはどういうことなのかを、存分に語ってもらった。

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今週の論点
*自民党の時代の終焉を告げる総選挙
*政治改革のための細川連立政権
*権力を持つものの実感
*政治主導が抱えるリスク
*細川政権が短命に終わった理由
*民主党へのアドバイス
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■自民党の時代の終焉を告げる総選挙

神保: 今日は、来たる総選挙で政権交代が起こり得ることに備え、武村さんに前回の政
権交代のとき、政権の中が一体どうなっていたのかをできるだけ伺いたいと思います。そ
の前に、政権交代選挙と呼ばれている今回の選挙を武村さんはどのようにご覧になってい
ますか?

武村: 私は自民党に決別をして飛び出した人間ですが、そのころから自民党の時代は終
わったという認識に変わりはありません。
 それにしては随分と長続きしました。率直に言えば、森政権のときに自民党は終わって
いたのかもしれません。それが突如、小泉さんという異例の役者が登場して、われわれ観
客を引きつける芝居を約5年半演じたものですから、10年くらい自民党の寿命が延びたと
見ています。そして、この選挙でそれが終わるのでしょう。

神保: 一方、政権を取りそうな民主党はどうですか?

武村: 一日も早く政権を取りたいという思いで頑張っているのは事実でしょう。しかし、
現実認識が少し甘いと思っています。財源問題だけでなく、政治主導で作ったマニフェス
トにも欠陥があるように見え、民主党の言う政治主導とは一体何なのかという思いです。
 私自身、政権交代に期待を持ち続けている一人ではありますが、国民の多くは終わりを
迎えた自民党に代わるものとして、民主党に消極的な支持をしているのではないでしょう
か。民主党にはあまり調子に乗ってはいけないと言いたいですね。

■政治改革のための細川連立政権

神保: 鳩山さん、菅さん、枝野さん、前原さんなど今の民主党の中枢を担っている人の
多くはさきがけ出身です。同時に今の民主党の理念や政策には、さきがけの理念やDNAが
かなり反映されているように思います。そのさきがけを結党された武村さんに前回の政権
交代時の話を聞く上で、まずは細川政権誕生までの経緯を簡単におさらいしておきましょ
う。
 前回の政権交代前夜、88年のリクルート事件や92年の佐川急便事件など政治と金をめぐ
る事件が続発し、政治改革への機運が高まっていました。そして、スキャンダル続きの竹
下派は跡目争いを起こし、それに敗れた小沢氏や羽田氏が竹下派を離脱することになりま
した。彼らのグループは宮沢内閣不信任案に賛成し、93年7月に解散総選挙が実施されま
す。この選挙の結果、分裂後の自民党は過半数割れとなり、細川連立政権の誕生へとつな
がります。この連立政権は、もともと非自民であった政党と自民党から抜けてきた新生党
とさきがけが合わさった7党8会派で構成されたものでした。
 まず、選挙後からこの連立政権ができるまでの経緯を武村さん、お話し頂けますか?

武村: 選挙の結果、共産党を除いても非自民でまとまることができれば、過半数を超え
る状況でした。しかし、私たちは選挙が終わった時点では、非自民による内閣を作ろうと
する明確な意思をまだ持っていませんでした。なぜかと言うと、7党8会派というのは幅が
あり過ぎます。さきがけと古い社会党には距離がありましたし、経世会から飛び出した小
沢さんたちの新生党と一緒に組むのも考えられませんでした。小沢さんたちは政官財の癒
着を含め、まさに金権体質で、それを批判してきたのが私を含めたさきがけの仲間だった
からです。しかし、このまま態度を決めないのも良くないと思い、田中秀征さんが日本新
党とさきがけで政治改革を実現する政権を作ろうと提案したのです。その考えに賛同する
政党なら短期でもいいので政権を組もうと。すると、非自民がすぐに結束し、新政権の第
一歩を踏み出しました。ですから、この連立は政治改革一点のためのまとまりであって、
半年か一年でそれをやり遂げた後は、また新しい政権を議論すればいいと割り切っていた
のです。

神保: 当時の政治改革の中身はどのようなものでしたか?

武村: 政治改革の具体的な中身は私が書き、細川さんと田中さんが前文を書くことにし
ました。私は中身を5項目にまとめ、衆議院を250:250の小選挙区比例代表並立制にし、
比例は全国ブロック制にする選挙制度改革や、企業献金の規正や連座制の強化といった政
治資金の透明化などを含めました。最終的に自民党との合意で選挙制度は300:200になり、
比例が減りましたけどね。

神保: しかも、小選挙区の候補者に投票すると、比例でも自動的にその候補者の政党に
投票される一票制か、小選挙区と比例で別々に投票する現行の二票制かでも問題になりま
したね。一票制になると比例制を並立させても、小選挙区の結果で、比例代表の議席が配
分されるので、実質的には二大政党制に限りなく近くなります。一方で、二票制になると
小政党が生き残る余地が残ります。小沢さんは一票制を導入しようとしていましたから、
武村さんがいなければ、おそらく一票制になっていたでしょうね。

武村: さきがけは小沢さんの新生党より小さな党なので、小選挙区制を選ぶことは自滅
行為でした。しかし、あのときの党の利害論としては、当初の案は比例が全国ブロック制
で250議席というものだったので、比例で議席を確保できると甘く考えていました。ですが、
比例は200議席に減りましたし、自民党の主張で比例が地域ブロック制になってしまい、そ
れは小政党にとっては予期しないことでした。

神保: 次はやや政局的な話題ですが、なぜ、最大勢力ではない細川さんが総理大臣にな
ったのでしょうか?つまり、小沢さんが細川さんを擁立したのはなぜだと思われますか?

武村: 細川さんを首班にしたのは、まさに小沢さんの発想で、優れた感覚をもって決め
られたと思います。マスコミを含めて世間の常識では、新生党の羽田さんが首相になると
思われていました。細川さんを首相にするという案は、最初は意外な発想に映りました。
 小沢さんが細川さんに「総理をやってもらいたい」と言ったのは、選挙が終わって3日
目の朝でした。すぐに細川さんは、私と田中秀征さんと園田博之さんを呼び、非常に硬い
表情でそのことを伝えてきました。私はそれを小沢さんの謀略だと思ったのですが、細川
さんがそれを否定して小沢さんと話すように言うので、その日の夕方、私は小沢さんに会
いに行きました。最初は「今日の細川さんに言ったことはなかったことにしてください」
と小沢さんに詰め寄っていたのですが、小沢さんに「こういうとき、総理は新しい人でま
とまりのいい人がいい。それで細川さんなんだ」と説明されたのです。私もその小沢さん
の選択は一理あると納得しました。それで一週間後、細川さんと小沢さんと私の3人で合
意に至ったのです。


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posted by 30nomoney at 03:22| ニュース・情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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